2008年8月16日 ブログ321日目。
札幌では、お盆過ぎると少しずつ秋の気配が訪れます。風が出て、少し涼しくなり、雨が降り・・・。 今日のソウルも、そんな一日でした。雨のせいか涼しい一日で、昨日までの33度は何だったの?という感じです。 今日は友達にオススメされた本を読みました。
まずは書き出しからご紹介です。
この本を買う前にネットで書籍情報を検索すると、「虚偽」という言葉がいたるところに記されていました。何が「虚偽」なのか。それは、この本に出てくるオーストラリアの原住民であるアボリジニに関する記述が真実とは異なるそうなのです。そんな抗議を知ってからの読書でしたが、とりあえず私は著者のこの言葉に従って、「フィクション」として読んでみました。 この本はわたしのオーストラリアでの体験をもとに書かれたフィクションです。その地はアフリカでも南米でも、あるいは本当の意味での文明が残っているところであればどこでもよかったのかもしれません。読者の方々がこの物語から、あなた自身のメッセージを受けとって下さいますように。 −マルロ・モーガン− ヘルスケアワーカーであった一人の白人アメリカ女性が、知人の誘いでオーストラリアで生活を始める。アボリジニーの混血児のためのボランティアをしていたところ、ある部族より「あなたのために集会を開く。ぜひ出席していただきたい。」との電話を受ける。その地には<真実の人>と呼ばれる部族がいた。彼女は彼らからのテストを受け、突然砂漠の旅に出ることになる。120日間のアボリジニとの生活で、物質世界とは異なる叡智を学んだ彼女は、彼らのメッセージをここに記している。 このお話のように「先住民から学ぶスタイル」は、いくつかあるように思います。ここではアボリジニですが、時にはアメリカ・インディアンだったり、マヤ文明の子孫であったり、中国の仙人だったり、アフリカの部族だったり。どのお話も、真実か否かは別として、何か私たちの心に訴えるパワーがあるように思います。実際、そのお話に真実性を求めるより、「その本を読むことで何を学べるか」に重点を置く人にとっては、フィクションもノン・フィクションも問題ではないでしょう。私も本によって感じる経験は個人の自由だと思っていますので、それほど気にも留めていませんでした。 ただ、あまりにも多い「虚偽」の文字にちょっと驚いてしまいました。 それはアボリジニが自身によって指摘されました。現在著者は、主に講演活動を行っており、アボリジニは抗議を続けているそうです。確かに、オーストラリアの歴史や民族学の本としてみるには情報が足りなさ過ぎます。「原住民生活の中で生活したら、こんな感じ?」というような想像の及ぶ範囲の出来事だった気もします。私はこの抗議の内容について詳しくは知りませんが、本の内容で人を悲しませたり苦しませたりするという事実を知り、軽いショックを受けているところです。 でも、こんな一文に出会えただけで、この本を読んでよかったと思っています。 人生はセルフ・サービスだということも教えられた。自分の人生を豊かにするのは自分であり、そうしようと思えばいくらでも創造的で幸せな人生が送れるのだ。(P133より) ![]() |
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